ビッグ・ディッシュ・プロジェクト見学会

Project BIG-DISH

衛星通信発祥の地の32mパラボラが月を狙う

CQ誌や秋葉原のチラシでこの催しを知りJARLのホームページ「Project BIG-DISH 2007 8N1EME 見学会予約」から申込み
 
高萩駅
当日は上野駅からJR「スーパーひたち」で高萩へ、途中車窓より水戸偕楽園の梅を眺める事ができた

・日時 2007年3月3日ひな祭り 13時30分 

・会場場所 KDDI株式会社 茨城衛星通信センター

・内容 月面反射通信についての講演・設備見学・交信風景見学
 
送迎バス
ボランティアによる送迎バス ありがとうございました BGMが渋かった 5分程で到着
 
IBA−4(KDDI茨城第4施設)32m 運用開始
KDDI茨城衛星通信センター長、プロジェクトメンバーの講演の後、太陽が沈み月が昇りEME運用開始.写真は仰角10数度の月を補足中.パラボラアンテナが月を補足するとスペクトラムアナライザーのノイズフロアーが5dB上昇する.太陽からの電波を反射しているのであろう満月と新月では値が違うのか?

アンテナ中央の黒い部分は通常開口部で電波を受信機に導く穴だが1,200MHzのパラボラ鏡面が取り付けられている
 
第4施設のローカルACU、EL(仰角)の角度表示0.001度単位
 
144, 430Mループ 副反射鏡に取り付け
IBA-4(KDDI茨城第4施設)32mパラを一様に照射するよう工夫されたループアンテナ. カセグレンアンテナの特徴である凸反射面の副反射鏡に近接して設置. グッドアイディア!ですね
 
月を追尾する
月への仰角16度付近 電波を月面に反射させアメリカのオクラホマと交信

1,200MHzがまるで短波のような感覚に感動

EMEのエコー(8N1EME HPリンクより)は、約2.5秒(静止衛星の約10倍)

静止軌道距離35,800km
月までの距離約350,000〜420,000km
ペリジーとアポジー(periapsis and apoapsis) 軌道運動する天体が、主星の重力中心に最も近づく位置と、最も遠ざかる位置のこと
 
BIG−DISH

合成写真
32mのBig−DISHが月を狙う

IBA-4(TX) と小型受信局回線設計
CQ誌2007.2より
周波数[MHz] 144 432 1296 5760
送信電力[W] 500 500 500 500/40
送信空中線電力[dBi] 28.4 38 48.7 63.8
EIRP[dBW] 54.4 64.0 74.7 89.8/78.9
受信空中線利得[dBi] 17.3 21.9 30 38.4
受信帯域[Hz] 250 250 2400/500 2400
雑音指数[dB] 0.5 0.4 0.4 1
受信C/N[dB] -7.46 0.1 0.2/5.7 14.5/3.5
IBA-4 8N1EME Antenna
 
QSO(交信)風景
SSBでも大きなエコーが返ってくる.

実験はKDDI茨城衛星通信センターの協力を得て日本アマチュア無線連盟が行ったもので、無線の愛好家や小学生らおよそ100人が集まった.1アマの資格を持つ三重県松阪市から参加した小学生が英語で交信を行った.
 
TV取材中
TV局のSNGトラック (CSK:CS機動)
 
テレビ局の車
       
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スノータイガーSM30
       
       
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